輸出入の経理

経理に携わる人は、輸出入と聞いて、「うわっ、面倒くさそう」 と、まずは思うのではないでしょうか。実際、かなり面倒です。

何がそんなに面倒なのかと言えば、「為替レート」と「消費税」 この2つです。

 

今回は、為替レートについて持論を。

 

会計処理をする上で、ほとんどの会社は「社内レート」 を設定していると思います。

仕入金額を社内レートでつけて、支払時に差額を「為替差損」や「為替差益」とします。その方が、いちいち仕入れ時に為替を変えなくて楽です。

 

為替差損益は「特別利益」や「特別損失」になります。

そうすると、為替の変動による損益は、仕入原価に反映されなくなってしまいます。

それが一体どういうことかというと、損益計算書を見た時に、営業損益に反映されず、特別な事情(為替変動)によって、損益が左右されるということです。

 

為替が安定していれば良いですが、昨今、大幅に変動します。つい最近でも、1ドル100円から、一時120円に迫る勢いでした。

 

こう言った状況下で、円安・円高による「特別な事情」なので、損益が左右されるのは、しょうがないと言えるのでしょうか?

 

為替変動は当たり前のことで、それも踏まえて通常の営業活動の結果である営業損益に含めて、しっかり利益を出していく姿勢が必要だと思います。

処理の仕方で損益計算書上、インパクトが変わってきます。

 

 

私の場合、例えば、海外からコンテナが出港した時点で、その日の為替レートで仕入をつけます。

仕入れた日の為替レートと、支払日の為替レートは、長くとも一ヶ月以内ですから、社内レートを使用した場合より為替差損益は小さくなります。

その分、仕入原価に含まれ、営業損益に表れます。

 

 営業損益に表れることによって、為替レートが悪い方向に振れた場合、より危機感が持てるのでは。と思い、面倒ですが、そういった処理をしています。

 

輸出入の頻繁な会社には、煩雑すぎて向いてないかもしれませんが。